asahi.com（朝日新聞社）：かろうじてつながる家族 ３監督の映画に見る - 映画 - 映画・音楽・芸能

かろうじてつながる家族 ３監督の映画に見る2008年8月23日 印刷 ソーシャルブックマーク 黒沢清、是枝裕和、橋口亮輔。新作が出るたびに話題となる気鋭の監督が、こぞって家族の物語に取り組んだ。「ぐるりのこと。」（橋口）と「歩いても 歩いても」（是枝）がロングランとなり、秋にはカンヌ映画祭で好評に迎えられた「トウキョウソナタ」（黒沢）の公開が控える。現実社会で痛ましい事件が続くなか、映画作家の想像力は、どんな「家族の肖像」を描き出しているのだろう。 「歩いても 歩いても」は晩年の小津安二郎を思わせる「何も起きない」物語だ。４０歳の良多が、１５年前に亡くなった兄の命日に、再婚して間もない妻とその連れ子と帰省する。実家には老父母が住んでおり、姉一家も訪れていた。３世代、３世帯が織りなす夏の終わりの一日の出来事を、だれしも心当たりのありそうな会話や挿話を積み重ね、実在の家族のリポートよろしく映し

[hihi01]

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[yyamaguchi]

「思わず「ああはなるまい」とつぶやいてしまいそうな一家がともに両親と子供２人の４人家族なのは象徴的だ。多くの人が全き姿として思い描く家族構成のはずなのに」