自作自演"事件"相次ぐ 静岡県内、年末年始に３件 | 静岡新聞

県内で年末年始に“発生”した強盗や切り付けなどの凶悪事件が１３日以降、次々に自作自演だったと判明した。「なんでこんなに続くのか」。異例の事態に県警の捜査員は首をひねる。ひとたび通報があれば捜査員を大量投入するだけに、いたずらでは済まされない問題。相次ぐ虚偽通報に対し、県警は厳しく対処する姿勢を示している。 虚報だと明るみになったのは、昨年１２月２２日に磐田市内の食品加工会社敷地内で男性が首を切られた殺人未遂事件と御前崎市のホテルで今月１日に現金が奪われた強盗事件、島田市の路上で８日に女性が腹部を刺されたと訴えた事件の３件。 経験を積んだプロの目はごまかせない。磐田市の件は、現場に残された凶器の刃物が男性の勤務先に置いてあった包丁だと見破り、事案解明につながった。ある捜査関係者は「現場を良く見れば、不審な点がある」という。別のベテラン捜査員も「うそをついていれば、話を聴いていくうちに必ず