黒田総裁:｢ロケットのような大きな推進力必要｣､デフレ脱却で - Bloomberg

（ブルームバーグ）：デフレ均衡から脱出するためには、ロケットのような「大きな推進力が必要」－－。日本銀行の黒田東彦総裁は都内で27日講演し、物価目標２％を達成するためには、人々の期待を変えるだけのロケットのような「速度と勢い」が必要だと強調した。 黒田総裁は「昨年夏以降の原油価格の大幅下落に伴い、このところ消費者物価の前年比プラス幅は縮小している。こうした中、『２％の達成にはある程度時間をかけるべきではないか』、『そもそも２％を目指すことは困難ではないか』といった意見も聞かれている」と述べた。 その上で、「デフレ均衡はひとつの安定的な状態なので、そこに向けて引力が働く。だからこそ、景気の循環的な振幅や金融・財政面の刺激策にもかかわらず、15年も続いてしまった。そこから脱出するためには、ロケットが強力な地球の引力圏から離れる時のように、大きな推進力が必要となる」と指摘。 さらに、「他国

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