公認化されたBYODは著しくセキュリティレベルを向上させる - サイバーセキュリティの最前線 (楢原 盛史) - BLOGS - CIO Online

恐らく多くの方がこの題目を見て「何を言ってるのか？」と思われたのではなかろうか？そう思われても無理はない。そもそも企業や行政機関がスマートデバイス利用を検討する際に最も大きな“足かせ”になるのがセキュリティであり、その論点に立てば更にBYOD＝私物利用は言語道断のような反応をなされるのも共感出来る。しかしあえて今回このようなテーマを持ってきたのは事実、BYODが既存のセキュリティ環境よりもはるかに高いレベルを実現出来る事が導入実績からはっきりと見えてきたからである。 され今回“BYODは著しくセキュリティレベルを向上させる”に関しては一つ大きな条件がある。それは先回もコラムでも記載した通りそのBYODが公式に企業や行政機関で利用自体が“公認化”されている点である。公認化はすなわちユースケース(利用者や利用用途)に基づきリスクアセスメントを実施し、その上で企業や行政機関が制定したセキュリティ

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現状のBYOD黙認にはセキュリティ上の抜けがある。情報へのセキュアで追跡可能なアクセス方法を確立し、逆にBYODを積極的に公認することにより、従来より高いセキュリティレベルを実現することができる。