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「消費者神道の経済学」（2008年9月18日刊・東洋経済新報社）は、ＥＵ議長の「金融と消費に関する研究プログラム」に基づき、家計に焦点を当てた実証的研究の論文集。翻訳にあたったのは早稲田大学消費者金融サービス研究所。欧米ではこのような研究が進んでいるにもかかわらず、日本ではそれらの研究成果は全く生かされずに法改正が行われてしまった。 「日本版サブプライム危機」（2008年7月18日刊・ソフトバンク新書）は、石川和男・生駒雅・冨田清行３氏による共著。政策的に低所得者層に住宅ローンを背負わせたことが多重債務問題の背景のひとつにあるにも関わらず、それを問題視せず貸金業法を改正したことで、さらに借り手を苦しめる結果を招いていることを指摘し、その解決策を提言しています。