水月湖の年縞からマヤ文明解析 福井で茨城大教授が研究発表 社会 福井のニュース ：福井新聞

記事一覧 水月湖の年縞からマヤ文明解析 福井で茨城大教授が研究発表 （2013年9月1日午前7時07分） 「水月湖の年縞の研究成果によって、マヤ文明の盛衰が分かる」と話す青山教授＝３１日、福井市の県国際交流会館 三方五湖の一つ、福井県若狭町の水月湖の湖底堆積物「年縞（ねんこう）」の研究成果発表会は３１日、福井市の県国際交流会館で開かれた。マヤ文明研究が専門の青山和夫・茨城大教授が講演。「水月湖の年縞とマヤ文明遺跡の地層を比べることで、いつ、何が起きたのか分かるようになってきた」と年縞の価値を高く評価した。 年縞は、湖の底に積もった土などの層がつくるしま模様。１年に１枚のしま模様が形成され、堆積物の葉の化石に含まれる炭素のデータと年縞を組み合わせることで出土品などの年代特定に活用できる。水月湖では約７万年分の年縞が確認され２０１２年、世界標準の時間軸となった。 本年度２回目の発表会は「年