気球でガンマ線観測 高々度から新型望遠鏡 大樹−北海道新聞[暮らし・話題]

気球でガンマ線観測 高々度から新型望遠鏡 大樹 （06/09 17:45） 霧が立ちこめる空に上る大気球＝８日午前５時５分、十勝管内大樹町 【大樹】宇宙航空研究開発機構（東京）は８日、新型望遠鏡を積んだ大気球を十勝管内大樹町の実験施設から打ち上げた。 今回の実験は天体が放射するガンマ線を観測し、宇宙の仕組みを解明するのが目的。ガンマ線は地上に届くまでに多くが大気に吸収されるため高々度で観測できる大気球を使用し、神戸大などが開発中で、解像度の高いフィルムを使って痕跡を詳細に記録できる「エマルション望遠鏡」を取り付けた。 濃霧の中、午前５時５分ごろに打ち上げられた大気球は、上空でどんどん膨らみ、推定で最大直径６３メートル、体積１０万立方メートルに。 高度３４・７キロまで上昇したあと、打ち上げから約４時間後、実験施設の東２５キロの海上に降下し、船で回収された。 大気球に搭載された望遠鏡は高度２０

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