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二酸化炭素濃度上昇がもたらす海洋酸性化による海洋の生物に迫る危険
概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)の地球環境フロンティア研究センター生態系変動... 概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)の地球環境フロンティア研究センター生態系変動予測研究プログラムの山中康裕サブリーダーと石田明生研究員が参加する海洋炭素循環モデルの国際プロジェクトOCMIP(注1)は、生物科学者と協力して、コンピュータによる予測計算や洋上での実験により、大気中二酸化炭素濃度上昇に伴う今世紀に予測される「海洋の酸性化とその海洋生物への影響」を明らかにした。今後も二酸化炭素濃度上昇が続けば、炭酸カルシウムでできているプランクトンの殻やサンゴの骨格が溶け出し、それらの種の生存が危ぶまれるということを予測した。この状態変化はこれまでの研究で示唆されたような何世紀も先ではなく、数10年のうちに先ず南極海に現れ、続いて北太平洋亜寒帯域に影響が出始めると予測される。これらは、気候予測とは異なり不確かさは小さく、大気二酸化炭素濃度安定化に関する議論に影響を与えるもので
2012/06/08 リンク