時事ドットコム：地元の反発踏まえ現実判断＝現行案回帰を評価−普天間問題で米政府

地元の反発踏まえ現実判断＝現行案回帰を評価−普天間問題で米政府 地元の反発踏まえ現実判断＝現行案回帰を評価−普天間問題で米政府 【ワシントン時事】米軍普天間飛行場移設問題で、米政府が沖縄県名護市のキャンプ・シュワブ沿岸部を移設先とし、工法などは継続協議することを柱とした大枠合意に応じた。一貫して「最善」と強く履行を求めてきた現行計画への回帰を評価したためだが、日本側を過度に追い込むのを避けようとする同盟国への配慮に加え、地元の反発などを踏まえ、最終的な決着の先送り策で手を打つのが現実的と判断したことが背景にある。 オバマ政権は普天間移設とセットの沖縄駐留海兵隊グアム移転をめぐり、関連予算を審議する議会サイドに「日本政府は５月末までに普天間問題の結論を出すと伝えてきている」（国防総省高官）と繰り返し、承認を求めてきた。このため、移設場所は現行案通りとする今回の合意について「従来の説明を変え