時事ドットコム：源氏物語に新描写の別本＝鎌倉中期の写本、原作に近い？第３２巻、甲南女子大所蔵

源氏物語に新描写の別本＝鎌倉中期の写本、原作に近い？第３２巻、甲南女子大所蔵 源氏物語に新描写の別本＝鎌倉中期の写本、原作に近い？第３２巻、甲南女子大所蔵 甲南女子大学（神戸市）の図書館で保存されていた源氏物語第３２巻「梅枝（うめがえ）」の写本が、鎌倉時代中期に書かれた「別本」と呼ばれるものだったことが２９日、同大の米田明美教授（日本文学）の調査で分かった。 写本は「光源氏」と「紫の上」の会話の中などにこれまでにない描写が多数あり、米田教授は「紫式部が書いた原作に近い可能性もある」としている。 米田教授によると、写本は江戸時代末期の幕臣で明治にかけ活躍した勝海舟の蔵書。同大が１９７３年に古書店で購入、図書館に所蔵していた。 関西大学の田中登教授（平安文学）が紙質や書体から、現存する「梅枝」の巻の写本では最も古い年代で、鎌倉時代中期の１２４０−８０年ごろに書き写されたものと鑑定した。（

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