河北新報 東北のニュース／ニッポンの動物園面白い マダガスカルの研修員

アフリカ大陸の南東沖、インド洋に浮かぶ島国マダガスカル共和国から３人の研修員が８〜１６日の９日間、仙台市太白区の八木山動物公園を訪れた。固有種や希少な生物が数多く生息する国の飼育スタッフが日本の動物園で感じたこととは―。 研修員はバルサーマさん（４４）、ジョゼさん（３４）、ディアリさん（２９）。年間約２５万人が訪れる国立チンバザザ動植物公園の職員だ。研修を通じて動物の飼育技術を学んだり、環境問題について高校生と意見交換したりした。 マダガスカルと日本の動物園の違いについて真っ先に挙げるのが、動物の展示方法だ。 マダガスカルの動物園にある動物を囲うおりは、日本のような頑丈な作りではなく、放し飼いに近い状態も多いという。 ライオン、白クマ、象、シマウマ、パンダ、キリンなどはマダガスカルには生息しておらず、同国の動物園でも飼育されていない。３人は日本で、これらの動物を初めて見たという。

[fujiyoshisyouta]

"マダガスカルの動物園にある動物を囲うおりは、日本のような頑丈な作りではなく、放し飼いに近い状態","ライオン、白クマ、象、シマウマ、パンダ、キリンなどは(略)同国の動物園でも飼育されていない"