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河北新報 コルネット 社説 普天間移設問題/覚悟見えない先送り再確認
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河北新報 コルネット 社説 普天間移設問題/覚悟見えない先送り再確認
中身に何か新味があるわけではない。最終結論を出す具体的な時期も決められなかった。それでも「方針」... 中身に何か新味があるわけではない。最終結論を出す具体的な時期も決められなかった。それでも「方針」と名付けて、政府として一応、新しい決定をしたことにしたいらしい。 米軍の普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題できのう、与党3党が基本政策閣僚委員会を開き、当面の対応を決めた。「対処方針を決定した」とはいうものの、先送りを正式に再確認しただけのことだ。 米国は名護市辺野古に移設する合意済みの計画に基づいて、年内に決着することを求めてきた。鳩山由紀夫首相とオバマ米大統領との会談で「迅速な解決」を確認し合っている。米側からすれば、期限を示さない先送りは、合意の破棄とさえ映る。日本側の説明がすんなり受け入れられるとは思えない。 普天間問題だけにとどまらず在日米軍の再編計画や日米関係が大きく揺らぐ可能性が膨らみ始めている。鳩山首相は反発、不信を受け止めてなお交渉を切り開く決意、覚悟を感じさせる説明