河北新報 コルネット 社説 東日本大震災 金融機関の役割／リスク負っても再生支援を

休業を余儀なくされてきた中小企業が、国の補助金を受けるなどして施設・設備を復旧させ、事業再開に向け動きだす。一方で、暮らし再建のため高台移転を軸に、新たな住まいを整える被災者が相次ぐ。 そうした動きがこれから本格化し加速することを考えれば、何かと資金需要は高まる。 復旧を進めつつ、事業を拡大しようとすれば、新たな設備投資資金、つなぎ・運転資金も要る。手元資金が乏しく公の支援でも賄いきれなければ、住宅ローンを組まざるを得ない。 そういった需要に応えるのは地域金融機関の役割である。復興が本格化するのに伴い、その重要性はいっそう増す。 被災企業・被災者の相談に親身になって応じてもらいたい。企業の再建意欲や技術力、将来性を含め総合的に見て融資の可否を判断してもいい。二重ローン問題では、政府の既存債権買い取り機関に極力、協力するとともに、解決策に知恵を絞り提案することも必要だ。 一社でも多

[iwaiwa]

同感だが、安易に金を出すことは債務を増やすだけになりかねず支援とは言えない。ただ、株主への責任があるからといって、社会的責任を無視するようでは機能を果たせない。（何らかの仕掛けが必要だと思う）