円空の仏像１００体 福島県立美術館２７日～ | 河北新報オンラインニュース

仏像を彫り続けて各地を行脚した江戸前期の僧円空の作品を集めた特別展「飛騨の円空 千光寺とその周辺の足跡」（福島民友新聞社など主催）が２７日、福島市の福島県立美術館で開幕する。 円空は美濃国（現岐阜県）出身。１２万体の仏像を彫る誓願を立て、巡礼中に立ち寄った北海道から近畿までの村で仏像を彫った。青森県や秋田県に初期の作例を残した。 円空仏はのみの跡が残り、塗装は施されていない。木の中に宿る仏の姿をそのまま彫り出したような簡素な造形ながら、口元に静かな微笑をたたえているのが特徴だ。 円空の代表作「両面宿儺（すくな）坐像」や立木にはしごを掛け、彫り上げたという「金剛力士（仁王）立像吽形（うんぎょう）」など、約５センチ～約２メートルの大小さまざまな仏像約１００体を展示する。 ２月８日と３月８日の午後２時から飛騨千光寺の大下大圓住職が講演する。４月５日まで。当日観覧料は一般１０００円、大学生

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