簡単音楽講座-

「上達したい」という思い・・・誰も同じでしょう。 「声が響かない」「声に伸びがない」「高音域がつらい」「低音域が出にくい」など、いろいろな課題を抱えておられることと思います。 これから、しばらく「発声」に関する事柄を書かせてもらいます。 まずは、既成の発声訓練法や発声生理学などの資料を、分かりやすく概説し、ご紹介することから始めたいと思います。 たとえば、弦楽器とか吹奏楽器とかを習う場合、最初は音がまともに出ません。練習して行く内に、徐々に音色らしくなくなり、旋律が奏でられるようになります。 しかし、発声の練習を、これらと同じように考えてしまうと上手く行きません。 前回、人間の発声器官は楽器そのものであるという話をさせていただきましたが、他の楽器類と大きく違う点があります。 人間の発声器官は、確かに高度な楽器としての機能を備えています。 しかし、他の楽器の練習のように、完成

[wander1985]

”声帯と喉頭の仕組み”