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「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その16(先生という普通の人の普通な破滅)
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「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その16(先生という普通の人の普通な破滅)
タルムード翻訳中。少々時間かかりそう……まあ多分少なくとも数年くらいは必要かなと(笑)解説書より本体... タルムード翻訳中。少々時間かかりそう……まあ多分少なくとも数年くらいは必要かなと(笑)解説書より本体を丸ごと読むんだよと思っていたものの、解説書をかじる方が賢明かもしれません。 300円くらいの安いやつ読書してみては。読書のすすめ。 自分で思っておいてなるほどと思ったのは、この先生って人はKの死後であり物語の終盤に破滅しているわけです。その破滅というのは生活的なもの、経済的要因においては全然破滅していない。それこそ働かなくていいどころか「自分の死後残された妻が生活に困らないほど」の余裕があるわけですから、まあかなり裕福な側だと思って間違いない。そうではなく、先生は内面的な意味合いにおいて破滅しているわけです。酒におぼれても溺れきることはできず、常に何かに悩まされ続け、とうとう死を選び取る事しか残らない。これ以外に道はないと決めている。でもじゃあ先生は内面的な破滅を迎える、それほど元々変わっ