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「夜の魚 外灘」 vol.105 | kitazawa-office
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「夜の魚 外灘」 vol.105 | kitazawa-office
■ 第一次大戦以後、世界戦争は総力戦の時代を迎えた。 従来の武力中心主義の戦闘から政略戦・思想戦・... ■ 第一次大戦以後、世界戦争は総力戦の時代を迎えた。 従来の武力中心主義の戦闘から政略戦・思想戦・経済戦など、国家の総合力をもって戦う戦略思想が主流となった。国家総力戦思想である。これは姿を変え今日でも保持されている。 それに対応して昭和二年「秘密戦資材研究室」、別名「篠田研究室」が陸軍科学研究所に設置された。当時は金融恐慌直前であり、青年将校などの間に国家主義思想が浸透しつつある時期でもある。 「これが何だかわかるかね」 葉子の父は何枚かの写真を私にみせた。 それは巨大な茶筒のようなもので、そこからホースのようなものが出ている。散水車に搭載された写真もあった。 「石井式濾水機だよ」 この濾水機は当時としては画期的なものであった。 各種細菌を人体に無害な一部のものを除きほぼ完全に除去することができたという。素焼きの濾過管の中を高圧で水を通す。濾過管の表面に付着した汚物を回転