司書の出番 » 実業家のお墓を巡って…

当館発行の『社史と伝記にみる日本の実業家』（以下、『日本の実業家』）。皆様、ご覧いただけたでしょうか。 さて、本書は各実業家について職員が分担して執筆したわけですが、どんな人物でも資料を通して数か月も付き合っていると長所も短所も含めた人間味が見えてきて、身近に思えてくるものです。職員のなかには、すっかり担当した実業家のファンになってしまい、ついにはお墓参りに出かけた職員もいたようで…。 そこで、そんな職員二人に、墓参に出かけた様子や執筆の後日談を報告してもらいました。まずは、足を延ばして三重県まででかけた報告です。 『日本の実業家』で、私は、“世界の真珠王”こと御木本幸吉を担当しました。あれこれ文献にあたり、幸吉が、生まれ故郷の鳥羽周辺を拠点に真珠の養殖事業を展開していったことなど、その生涯を調べていくうちに、ゆかりの土地を訪ねて､足跡を確かめたいという気持ちが大きくなっていきました。 そ

[whalebone]

御木本幸吉と福沢桃介

[shinshiken]

神奈川県立図書館・川崎図書館編の「社史と伝記にみる日本の実業家」に関連して。

[copyright]

神奈川県立図書館発行の「社史と伝記に見る日本の実業家」について。