[2011/09/02]「８８年前の舶来ピアノ 名器スタインウェイの運命」

美しい音色はもちろん、姿形や精巧な作りで世界のトップアーティストが愛用する最高級ピアノ「スタインウェイ」。 その中でも８８年前に作られた貴重な１台が、なぜか奈良県の公立高校にひっそりと眠っていました。 果たしてその運命は？ それは意外な場所に眠っていました。 「こちらです」 県立高校の古い校舎の一角、普段はほとんど使われない部屋に無造作に置かれた１台のピアノ。 もう４０年以上、音を奏でることもなく放置されていたため、その体はほこりと傷だらけ。 鍵盤は剥がれ、弦や金具も錆びついています。 世界最高峰のピアノ、「スタインウェイ」にとってはあまりにも悲しい姿でした。 １８５３年に産声を上げた「スタインウェイ」は、曲線を描くボディや特殊な弦の張り方など、それまでとは全く違うスタイルでピアノ業界に革命を起こし、 瞬く間に世界のトップブランドに躍り出ました。 １万２，０００もの部品を手作業で組み立て

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当時3000円で納入。総理大臣の年俸が800円の時代　桜井高等女学校