放射能Q＆A

チェルノブイリの事故が起きた直後、ヨーロッパからの乳製品や肉類の一部が放射能汚染しているために、輸入禁止になったことを覚えていらっしゃると思います。しかし、汚染されていない地域の食物でも、ごく微量の放射性物質が入っています。例えば、放射性カリウムは海藻類、野菜、お茶などに含まれています。そのため私たちは、日常の生活で常に放射性物質を体内に取り込んでいることになります。そうした体内の微量の放射線を測定するために「ヒューマンカウンター」という装置を使用します。 「ヒューマンカウンター」では、被験者は約20分間いすに座るか、仰向けに寝てもらい、体から一定の距離に設置した放射線検出器（ヨウ化ナトリウム・シンチレータ）を用いて体内から放出される放射線の量を測定します。この装置により、全身の被ばく量だけでなく、物質によって放射線の波長が違うことを利用して放射性物質の種類を知ることができます。ただし、

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体内に取り込まれた放射線量の測定