尿道カテーテル乱用をけん制、米国では適正に新基準、「不適切」の判定多数 | Medエッジ

「尿道カテーテル」は病気になった人のおしっこをカテーテルで排出できるようにするもの。病気や加齢で体が動かせない、尿をうまく出せないといった場合には必要な技術になる。 一方で、その乱用は感染症をはじめ合併した病気の温床になるようだ。 このたび米国では、現状の利用例について多くの「不適切」の判定が下された。 日本でも尿道カテーテルを使用している人も多く、問題を直視する動きがあるのは知っておいても良さそうだ。 尿道カテーテル使用基準の改良 適正使用の新基準がまとめられたもので、米国のミシガン大学の研究グループが、米国内科学会が発行するアナルズ・オブ・インターナル・メディシン誌の2015年の５月５日号に報告している。タイトルは、「入院患者への尿道カテーテルの適正使用に関するアナーバー基準：RAND/UCLA妥当性手法を用いた結果」。 米国では、多くの医療機関では、2009年に米国疾病対策セ