プロバイオティクスが子どものADHDを予防するかもしれない、13年間の追跡調査 | Medエッジ

フィンランドの臨床試験結果によると、生後６カ月まで乳酸菌を補充すると13歳時点で注意欠如・多動症（ADHD）や自閉症の一つの形とされた「アスペルガー症候群」の発症率が低下するようだ。 フィンランドのトゥルク大学を含む研究グループが、小児科分野の国際誌ペディアトリック・リサーチの2015年６月号で報告した。 乳酸菌の一種で試験 最近の実験で、腸内細菌叢（ちょうないさいきんそう）が神経系内の機能を変化させる可能性が示され、神経精神障害の仕組みに新たな見方が生じている。 腸内フローラは、腸内細菌叢やマイクロバイオームなどと言われる。腸内細菌の集まりを指す言葉。 腸内細菌と精神との関係についても注目され始めている（腸内細菌が「不安」「うつ病」「気分障害」の治療にも、「サイコバイオティクス」に動きを参照）。 研究グループは、赤ちゃん75人にラクトバチルス・ラムノーサスGG（通称LGG菌）とい

[AFCP]

元論文は Pediatr Res 。RCTなのはよいけど、 対象が75例しかなく、非介入群で17.1%にもADHDまたはASが診断されるなど、ちとどうかな、とも。いずれにせよ続報待ち。安くて安全ならやっといても悪くないかも。