苦悩する自治体／双葉町（２７） 町議選、異例尽くし 「どう訴える」困惑する予定者 | 東日本大震災 | 福島民報

埼玉支所で行われた町議選の事前審査。投票率は大きく下がるとみられている 誰も経験したことのない選挙が近づいている。 東日本大震災で延期されていた双葉町議選が県議選と同じ今月１０日告示、２０日投票で行われる。町民は全国に散らばり、警戒区域である選挙区には有権者が１人もいないという異例の選挙戦となる。 町が埼玉支所を置く埼玉県加須市の旧県立騎西高で３１日と１日、立候補届け出の事前審査が行われた。予定者や関係者が１３人訪れた。定数は９月議会で１２から８に削減され、形としては激戦になるが、現職も新人も「避難している有権者にどう訴えを届ければいいのか。手段が乏しい」と頭を悩ませている。 ９月２日現在の有権者は５５３１人。町選管委は選挙人名簿上では避難者の所在を把握しているものの、実際に支持者がどこにいるかは、現職でもつかみ切れていない。仮設住宅で名前を連呼したらひんしゅくを買う。選挙カーを出す陣営は

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福島民報｜町議選、異例尽くし　「どう訴える」困惑する予定者