避難住民の体調気遣う 厚海巡査が親身に相談対応（福島民友・地震関連ニュース）

避難住民の体調気遣う 厚海巡査が親身に相談対応 避難住民の話に耳を傾ける厚海巡査（右）＝１日・スポーツアリーナそうま 「お体、変わりないですか」。相馬市の避難所のスポーツアリーナそうまに１日、住民の体調を気遣い、優しく声を掛ける女性警察官の姿があった。三春町出身で埼玉県警生活安全部の厚海菜穂子巡査（２７）。厚海巡査は「できることは数少ないが、自分が話を聞くことで被災者に少しでも安らいでもらえればうれしい」と穏やかに話す。 県警は、女性警察官を避難所に派遣し、避難住民から相談を受けている。同日からは埼玉県警の応援部隊が本県の避難所に入った。 厚海巡査は、震災発生の３月１１日は埼玉県で職務に当たっていた。「埼玉にいても、自分の古里である福島のことが気になり、初めは仕事にならなかった」。家族の無事を確認してもなお、何もできないやり場のない気持ちでいた厚海巡査に、埼玉県警の女性警察官として被

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