エントリーの編集
![loading...](https://b.st-hatena.com/bdefb8944296a0957e54cebcfefc25c4dcff9f5f/images/v4/public/common/loading@2x.gif)
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント2件
- 注目コメント
- 新着コメント
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
![アプリのスクリーンショット](https://b.st-hatena.com/bdefb8944296a0957e54cebcfefc25c4dcff9f5f/images/v4/public/entry/app-screenshot.png)
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
第58回 千日手の長い夜|実録! ブンヤ日誌|平日開店ミシマガジン
夜に響く駒音だった。時計の針は10時に近付いている。 銀将を手に取った羽生善治の右手の指先がゆらり... 夜に響く駒音だった。時計の針は10時に近付いている。 銀将を手に取った羽生善治の右手の指先がゆらりと宙を舞い「6六」(※1)に打ち下ろされた瞬間、控室(※2)の空気はエアポケットに入ったように行き場を失った。 「え?」「あれ?」「何これ?」 モニターを通して局面の検討を行っていた棋士たちがどよめく。私には何が起きたのか理解出来なかった。とんでもない悪手を指してしまったのだろうか、と思った瞬間に、今度は「あっ」「なるほど」と「6六銀」後の展開を読み切ったのであろう声が上がった。私の目の前にいた行方尚史八段(※3)は小さな声で「マジックだ・・・」とつぶやいた。 午前9時の開始から既に13時間が経過しようとしている。疲労困憊の控室とは裏腹に、対局室の空気は凜として張り詰めたままだ。彼にしか起こし得ない魔術を繰り出して危機を脱した羽生は、苦悩する鬼のような顔で思考を続けている。土壇場に仕掛け
2012/10/21 リンク