NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「インタラクティブな学習の大切さ」を「非インタラクティブ」に伝える!? / 「対話と学習のあり方」を「非対話的」に伝える!?

中原淳（東京大学准教授）のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 「学習の方法」を他者に「伝える」というのは、まことに「再帰的」な営みであります。 「インタラクティブな学習がこれからは大切ですよ、かくかく、しかじかなやり方でも、できるんですよ」と「ノンインタラクティブなやり方」で「伝えられること」に、僕がもし学習者であったとしたら、矛盾を感じてしまいます。 「対話をとりいれた学習が、これからの社会では求められるんです。かくしかじかなやり方で、できるんですよ」と「非対話的」な姿勢で「伝えられ」ても、僕は、ピンときません。 「コミュニティの中で、インタラクションしながら、学ぶことが、大切なんですよ。かくかくしかじかなあり方があるんですよ」ということを「超特権的・絶対安全圏」からハイア

[shiraber]

「ということは、「インタラクティブな学習」や「対話的な学習」を他者に勧めたり、伝えたいと願う人は、自らも「インタラクティブな学習」「対話的な学習」の「実践」から逃れることはできません。」