ここに注目！ 「高くなる有罪立証のハードル」 | おはよう日本 「ここに注目！」 | 解説委員室ブログ:NHK

１０年前、大阪で、主婦と子どもが殺害された事件で、かつて死刑判決を受けた男性に、３月１５日、無罪が言い渡されました。 Ｑ１：死刑判決を受けた人が、今度は無罪というのは、激しい落差ですね。 １審と２審が有罪だったのに対して、最高裁判所はおととし、「これまでの証拠では有罪にできない」と判断していました。 有罪にするには、ハードルが低すぎたとして、かつての判決を否定したのです。 Ｑ２：どんな問題があったのでしょうか。 Ａ２：いわゆる状況証拠の判断です。 たばこの吸い殻が現場近くで見つかったことなど、男性に不利な証拠もありました。 しかし、最高裁や今回の大阪地裁は、男性が犯人でなければ説明がつかないような状況ではないと指摘しました。 本当に第三者の可能性がないのかなど、疑問が残らないところまで証明されているかと考えるべきで、有罪の根拠になっていないという判断でした。 Ｑ３：万一にも死刑が

[nijuusannmiri]

俺はこれは当然だと思う。そしてこれは裁判員制度の影響もあるのではないか。「刑事裁判の原則、つまり、疑わしきは罰せず、検察が証明できなければ無罪、という原則が再確認されるようになったとも指摘されて」