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異説「ゾウの時間 ネズミの時間」
ある理論体系に対して、明らかな例外が認められたら、 直ちにその理論体系を廃止、改変すべきである 白... ある理論体系に対して、明らかな例外が認められたら、 直ちにその理論体系を廃止、改変すべきである 白上謙一、生物学と方法(1972)より 「ゾウの時間 ネズミの時間」の主な結論の一つ「哺乳類の生命活動の総量は一定である」は顕著な例外の存在によって(論理的には100年近くも前に)否定されています。 生物学に例外はつきものである、とは昔よく言われたことです。しかし、法則や原理と呼ばれるものに例外があるのなら、それが法則や原理としては誤りであることは自明のことでしょう。学問の進歩とは、こうした例外的事実を包含的に説明する法則を発見することによって成し遂げられるといっても良いのです。だから、例外の存在に科学者は胸を躍らせ、未知の理論の発見にいそしむのです。 1992年に出版された本川達雄氏の「ゾウの時間 ネズミの時間」はとても良く書けた面白い本で、ベストセラーにもなりました。皆さんの多くも読んだこと
2012/02/06 リンク