標本の抽出は、どのように行えばよいのですか - 埼玉県ホームページ

統計調査には、調査の対象となっている集団の構成単位すべてを調査する全数調査（悉皆調査）と、集団の構成単位の一部を調べて母集団全体の様子を知ろうとする標本調査があります。実際の調査では、全数調査を行って調査の対象となる単位をすべて調査することの方がよいように考えられますが、標本調査にもいくつかの利点があり現在は多くの調査が標本調査によってなされています。標本調査の利点 調査する単位の数が少ないため、調査の費用と労力が少なくて済む。また時間も少なくて済むので、調査結果を早期に利用することができる。 調査員の数が少なくて済むため、質の良い調査員を集め、十分な訓練を施すことが容易であり、全数調査によって調べることが不可能あるいは困難で複雑な調査事項でも、綿密かつ比較的容易に調べることができる。 標本誤差を管理下においた標本設計が可能である。また、結果数字に対しては、標本誤差を表示することができる