はじめに

17 脊髄損傷者の下着と褥瘡発生との関係 ―下着の実態調査― 看護部 ５階病棟 長谷部剛彦 沼尾朋 山﨑咲子 はじめに 褥瘡の悪化や再発で入院する患者に褥瘡予防の指導を行なう中で、患者から下着の選択に関す る質問を多く受けた。それをきっかけに、褥瘡予防の指導方法を再検討し、より患者の視点から 下着の選択について援助することができないかと考えた。そこで、褥瘡予防に適した下着の検討 の基礎資料とするために、アンケートによる実態調査を行なった。 Ⅰ．目的：脊髄損傷者の下着の選択と褥瘡との関係について知る。 Ⅱ．用語定義：本研究において、褥瘡の発生要因を「蒸れ（汗） 」と「圧迫」とした。 Ⅲ．研究方法： 【研究デザイン】因子探索型のアンケートによる実態調査【対象】褥瘡治療後退院 した患者 11 名と褥瘡治療中の入院患者 4 名の計 15 名。 （共に入院時 HDS-R25 点以上） Ⅳ．結果 １．

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褥瘡の悪化や再発で入院する患者に褥瘡予防の指導を行なう中で、患者から下着の選択に関す る質問を多く受けた。それをきっかけに、褥瘡予防の指導方法を再検討し、より患者の視点から 下着の選択について援助するこ

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褥瘡の悪化や再発で入院する患者に褥瘡予防の指導を行なう中で、患者から下着の選択に関す. る質問を多く受けた。 ... 象者は、必ずしも下着と褥瘡を関連付けて考えてはいなかった。その理由として、脊髄損傷によ. り麻