受診、経済的理由で中断増 県保険医協会調査

県保険医協会（青山邦夫理事長）は４日、患者の受診中断などに関する実態調査をまとめ、公表した。治療をやめたいという相談が増加傾向にあることから、今回初めて調査を実施。５割近い医療機関が、患者の経済的理由から治療を中断あるいは中止した経験があることが分かった。同協会は、調査結果が近年の経済状況の悪化を如実に示しているとしている。 県内の開業医師と歯科医師３４８１人が加入している同協会では８月９日から１０月１３日まで、アンケートを実施。７５８人から得た回答を基にまとめた。「この半年間で患者の経済的な理由から、治療を中断または中止されたことがあるか」との設問に対し、４８・２％が「ある」と答えた。施設別に見ると、医科診療所の４０％、歯科診療所の５９％、病院の３０％がそれぞれ「ある」と答えた。同協会によると、中断や中止した具体的な病名は、医科では糖尿病や高血圧症、歯科では歯周病や入れ歯処置などが多いと

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