Whenever ONLINE BUSINESS（ウェネバーオンライン ビジネス）：中国（上海北京広東）経済ニュース － 日本語能力試験1 級合格者にはなぜ日本語が話せない人が多いのか(一)

現地化を要求される中、企業にとっては現地スタッフを採用するのは当たり前になっている。ある大手有名企業の社員語学研修を依頼された時、その会社の人事担当の責任者からこういう質問を聞かれた。「日本語能力試験1級合格者を採用したのだが、実際の仕事の中では日本語はほとんどできない。通訳をするどころか、こちらの話したことも理解できないし、書いた文章にも間違いだらけ。今の1級能力試験のレベルが低下したのか？」 こういう問題は恐らく人事部門の共通な悩みであろうと思う。それは試験のレベルが低下したのではなく、中国の日本語教育に問題があるからである。 外国語を習得するには、「聞く、話す、読む、書く」のどの能力も欠かせない。語学力を全面的にかつ段階的に向上させ、ある程度身に付けるには、一定の量の語彙と文法を把握しなければならない。ネイティブが読み上げた文章や話した内容を聞いて真似することに時間をかけ、多くの外国