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小児白血病をめぐる永い話も漸く結末か?
1983年、ある村での小児白血病の多発が近くの原子力施設のせいではないかというテレビ番組から注目され... 1983年、ある村での小児白血病の多発が近くの原子力施設のせいではないかというテレビ番組から注目されるようになり、父親の放射線被曝が子供に影響するのでではないかというガードナー博士の新説を1990年に生んだが、最近の大規模な疫学研究で小児白血病多発の原因についての結論が得られそうである。私達の当時の検討をふまえ、この新しい研究について紹介する。 1983年:英国ヨークシャーテレビが、核施設従業員の職業被曝による健康影響のドクメンタリィを撮影にきていたが、たまたまセラフィールド核施設から南へ3kmのシースケール村の住民から、小児白血病などの稀な病気が多発していると聞き込んだ。これを「ウインズケール(セラフィールドの旧称):核の洗濯所」という題で、白血病多発を報じ、施設から放出した放射能汚染が原因ではないかと示唆して世の注目を集めた。 1984年:英国政府はダグラス・ブラック郷に依頼して、専門
2011/03/29 リンク