東京新聞:岩国基地 飛行差し止め認めず 地裁支部判決:社会(TOKYO Web)

米軍と海上自衛隊が共同使用する岩国基地（山口県）の周辺住民六百五十四人が、騒音被害に対する損害賠償のほか、自衛隊機や米軍機の夜間・早朝の飛行禁止などを国に求めた訴訟の判決で、山口地裁岩国支部（光岡弘志裁判長）は十五日、過去に発生した騒音被害に限って約五億五千八百万円の支払いを命じた。将来分の被害に対する請求や飛行差し止めの訴えはいずれも退けた。 岩国基地の騒音をめぐる判決は初めて。米軍再編に絡んで二〇一七年に予定される厚木基地（神奈川県）からの空母艦載機移駐の差し止めや新型輸送機ＭＶ２２オスプレイの飛行差し止めなどの訴えも認めなかった。

[sarutoru]

“将来分の被害に対する請求や飛行差し止めの訴えはいずれも退けた”

[baraniku]

山口地裁岩国支部（光岡弘志裁判長）は十五日、過去に発生した騒音被害に限って約五億五千八百万円の支払いを命じた。将来分の被害に対する請求や飛行差し止めの訴えはいずれも退けた。