楽天の研究 （１）放送と通信の融合 : Ｍ＆Ａと企業防衛 : 特集 : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

◆見せる自信 見えぬ道筋 楽天による経営統合の提案に対し、ＴＢＳが反発を強める中で、楽天の三木谷浩史社長が１０月２８日、有線放送最大手ＵＳＥＮの運営する無料インターネット放送「ＧｙａＯ（ギャオ）」に出演し、力を込めて熱弁をふるった。 「今、まさしく自分がギャオという（放送と通信を融合させた）新しいメディアに出演している。テレビとインターネットの垣根が限りなく低くなって行く。２〜３年で大きな流れができても不思議ではない」 失敗とされる米インターネット接続最大手アメリカ・オンライン（ＡＯＬ）と米メディア・娯楽大手タイム・ワーナーとの合併に象徴されるように、放送と通信の融合はこれまで、必ずしもうまくいっていない。 しかし、「他の企業が失敗した事業にこそチャンスがある」との信念で、創業わずか８年で時価総額１兆円規模の企業を作り上げた三木谷社長の目には、決して“夢物語”には映らない。 楽天の主力、電