エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
『アメリカ音楽史 ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』 大和田俊之著 : 書評 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
『アメリカ音楽史 ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』 大和田俊之著 : 書評 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
音楽に関する先入観をこれほど叩(たた)き潰してくれる本もない。 なに、ジャズはラテン音楽起源だって?... 音楽に関する先入観をこれほど叩(たた)き潰してくれる本もない。 なに、ジャズはラテン音楽起源だって? 黒人のブルースと白人のカントリーは実は同じ音楽だった? 歌より間奏の方がよっぽどかっこいい、だから間奏だけをつなぎ合わせたらヒップホップが生まれた? 大和田は本書で膨大な資料を駆使して、我々の頭の中の境界線を書き換えていく。何のために? もっともらしい説明のせいで聞こえなくなってしまった音を我々の手に取り戻すためにだ。 キーワードは偽装である。アメリカにおいて音楽は決して自己表現のためにだけ生みだされたのではなかった。むしろ「自分を偽り、相手に成り代わり、別人としてふるまい、仮面をかぶる」欲望にこそ駆使されてきたのだ。だからこそ19世紀の労働者階級に愛された大衆芸能『ミンストレル・ショウ』では、白人のなかでも差別されていたアイルランド人やユダヤ人が顔を黒く塗り、アイルランド民謡を黒人訛(な