「温かい給食」再開できず : 福島 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

白河 東京から弁当を輸送 飯舘 全村避難で製造断念 東日本大震災からまもなく４か月がたつが、県内の５市町村では給食が再開できず、パンやおにぎりなどの「簡易給食」や「弁当給食」が続いている。給食施設が被災した白河市は、地元で弁当を手配できず、３７００食を東京から保冷車で毎日、長時間輸送している。飯舘村は、福島第一原発事故で全村避難を余儀なくされ、給食作りを断念した。関係者は「子供たちの健康のためにも、早く再開してあげたい」と気をもんでいる。（横溝崇） 白河市関辺西方にある市学校給食センター。６月下旬のある日、午前９時４０分過ぎ、大宮ナンバーの３トントラックが到着した。荷室にあるのは、３７００人分の弁当。約１５０キロ離れた東京都荒川区から、約５時間かけて運んできた。 給食センター２棟は、震災で天井が落ちるなどして使用できず、市立の１４小中学校で給食が途絶えた。簡易給食では栄養が足りないとして、