学ぶ楽しさハンデ超えて 図書館活用コンクール : 群馬 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

手話を交えて「火山のおいたち」の発表の練習をする田口さん（左）と仲浜さん（３日、群馬大荒牧キャンパスで） 図書館を活用してリポートをまとめる「第１６回図書館を使った調べる学習コンクール」（公益財団法人図書館振興財団主催、文部科学省、読売新聞社、活字文化推進会議など後援）で、前橋市荒牧町の群馬大教育学部３年、仲浜佳穂さん（２１）と、同市富士見町時沢在住で市内の直売所で働く田口和樹さん（２１）が共同で「大人の部」の優秀賞・読売新聞社賞を受賞した。表彰式は９日、都内で行われる。 受賞作「火山のおいたち（なりたち）」は、知的障害と難聴の障害を持つ田口さんが、障害児教育を専攻する仲浜さんと共に、浅間山や草津白根山など群馬の火山の成り立ちについて、自らの疑問を解決しながらまとめた力作だ。 特別支援学校の教諭を目指す仲浜さんは、同大の手話サークルで出会った田口さんが山に強い関心を持っていることを知った。

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「田口さんを学習に誘ったのは、目を輝かせて火山の写真を眺める田口さんを見て、好奇心を胸に夢中で図書館に通った当時の自分と重なったからだという」