ＪＲ四国３期ぶり黒字・・・９月期 : 香川 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

ＪＲ四国が２９日発表した２０１２年９月期連結決算によると、売上高は前年比０・５％減の２３０億９１００万円、税引き後利益は１７億１３００万円（前年は７億９７００万円の赤字）で減収増益だった。黒字は３期ぶり。 売上高は４期連続で過去最低を更新。本業の旅客運輸収入は、東日本大震災の影響で落ち込んだ前年の反動で、１・６％増の１１５億円と５期ぶりに増収に転じたが、ホテルの一部事業からの撤退が響いた。 一方で、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構からの支援金の運用益が１７億５０００万円あり、黒字を確保した。 １３年３月期の業績予想は、４月発表時から上方修正し、売上高は０・９％増の４７２億円、税引き後利益は同じ２８億円を見込む。 泉雅文社長は「経営が厳しいことに変わりはないが、支援をもとに経営基盤と設備の強化を図りたい」としている。