熊本市動植物園にチンパンジー野外施設完成 : 熊本 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

熊本市動植物園の白鳥池に浮かぶ島に、チンパンジーの野外展示施設が完成した。開園日の午後１時半からの約１時間、４頭を放っており、生き生きとした姿が来園者を楽しませている。池の周囲（約３２０メートル）では九州新幹線の「さくら」を模したミニ新幹線が運行を始め、色んな角度から観察できるようになった。（出水翔太朗） 「市民の憩いの場を創出し、動物にとっても良い住環境にしよう」と、２００７年に着手した展示形態の見直しの一環。約４億円をかけ、屋内と野外両方の展示施設を備えた「チンパンジー愛ランド」として完成、野外施設は１日から一般公開が始まった。 元々、景観の一つとして造られた島全体を使っており、広さ約６７０平方メートル。鉄骨を組み合わせ、高さ１０メートル～５メートルのタワー３棟を設置。タワーと樹木などとの間には綱渡り用として消防用ホースを張り巡らし、ハンモックも据え付けた。 池の外に見学デッキも設けた