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ご当地酒米「露葉風」復権 : 奈良 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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ご当地酒米「露葉風」復権 : 奈良 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
県内で、酒米「露葉風(つゆはかぜ)」を使った日本酒の醸造が盛んになっている。高度経済成長期に始まっ... 県内で、酒米「露葉風(つゆはかぜ)」を使った日本酒の醸造が盛んになっている。高度経済成長期に始まった栽培は、1990年代になって手がかかるため廃れたが、後味のよい日本酒ができることから見直された。増産を後押しする県酒造組合は「清酒発祥の地・奈良を代表する銘柄として、国内外に売り出したい」と意気込む。(児玉圭太) 元々は1963年、愛知県農業試験場で「白露」と「早生双葉」をかけあわせて作られた品種。大粒で、「心白(しんぱく)」と呼ばれるでんぷん質が多い。端麗で、キレのよい酒に仕上がるとして、奈良、高知にも広がり、最盛期の70年頃には県内で計162トンが収穫された。 しかし、稲穂が倒れやすく、育てにくいことから、次第に農家に敬遠されるように。兵庫県などで生産される「山田錦」などにも押され、90年頃には、3県ともにほとんど栽培されなくなった。 転機は2001年。長龍酒造(広陵町)の社員が「ほかに