企画・連載 : 大阪 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

渋滞解消 市民の足に 人が主役の交通機関として注目されるＬＲＴ。海外の先進地、仏・ストラスブールの例を紹介するとともに、ＬＲＴ車両が走る岡山市の状況をルポした。 世界中の交通関係者が訪れる仏・ストラスブール。 最初の運行は一九九四年。市中心部の交通渋滞対策などの一つに、ＬＲＴ導入を公約した市長が当選、整備が進んだ。現在、四路線計二十五キロ。 ストラスブールは二十七市町村からなる都市共同体で、約四十五万人が住む。ＬＲＴの運営を行うのは第三セクターのストラスブール運輸会社。運賃収入で運営費の約六割を賄い、残りは都市共同体の補助金や、事業所が従業員給与の１・７５％にあたる額を支払う「交通税」で補てんしている。 ストラスブール市交通局のクリストファー・ナジオスさん（４６）は言う。「フランスでは公共交通が赤字なのは当たり前で、地元自治体が必ず補助する。我々のＬＲＴは、赤字ではあるが、大きな成功と認識

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ストラスブールの事例紹介／「公共交通が赤字なのは当たり前」

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「フランスでは公共交通が赤字なのは当たり前で、地元自治体が必ず補助する。我々のＬＲＴは、赤字ではあるが、大きな成功と認識されている」欧州は日本の私鉄が独立採算で運営するノウハウを知りたがっている。