電車通学 再開に笑顔 : 和歌山 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

ＪＲ紀勢線の串本―紀伊勝浦駅間で運転が再開された２６日、那智勝浦町の紀伊勝浦駅では、電車での高校生らの通学風景が久々に戻った。午後には京阪神からの乗客を乗せた特急２本も到着し、ホームでは地元の観光関係者らが出迎えた。この日、ＪＲ西日本は紀伊勝浦―新宮間の年内復旧の見通しを示したが、乗客や駅周辺の商店主らからは、一日も早い運行再開を求める声が相次いだ。 同駅には、午前７時１１分、定刻通りに“一番列車”が到着。久しぶりに電車に揺られた太地町太地の県立新宮高校１年、庄司奈津さん（１６）は「慣れないバス通学では車酔いがつらかったが、友達と一緒の電車通学が少しでも出来るようになり良かった」と笑顔を見せた。 午後０時５０分には、京都発の特急「スーパーくろしお」が到着。平安衣装に身を包んだ町観光協会の女性職員と、法被姿の地元商店会のメンバーらが「歓迎 那智勝浦町」と記した横断幕を掲げて列車を出迎え、降り