線路の火山灰除去車導入 南阿蘇鉄道、噴火長期化で : 地域 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

第３セクター「南阿蘇鉄道」（高森町）は２日、線路上の火山灰を除去する「軌陸車」の納車式を高森駅で行った。 同鉄道では、阿蘇中岳第１火口でマグマ噴火が起きた昨年１１月以降、職員がデッキブラシなどを使い、線路に降り積もった火山灰を除去していた。しかし、噴火活動が長期化するなどしたため、２月の取締役会で、軌陸車導入を決めた。 軌陸車は８トンダンプカーをベースに、線路を走行するための鉄車輪が付いている。後部の回転ブラシや高圧洗浄機で火山灰を除去するという。線路の保守点検にも活用する。 同鉄道社長の草村大成・高森町長は納車式で、「納車でより一層の安全運転が確立できる」と話した。

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南阿蘇鉄道が、線路上の火山灰を除去する「軌陸車」を導入。「８トンダンプカーをベースに、線路を走行するための鉄車輪が付」「後部の回転ブラシや高圧洗浄機で火山灰を除去」「線路の保守点検にも活用」