御嶽噴火から生還 登山ガイド語る : 地域 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

御嶽山の噴火に山頂直下で遭遇しながら、無事に自力下山した飯島町の登山ガイド小川さゆりさん（４３）が１０日、県のガイド向け講習会「信州登山案内人能力向上研修」に登壇した。「１００％の安全はない自然の中に入る以上、登山者自身が危機感をもって、自分の命を自分で守る意識を持つことが大事」と、体験を振り返りながら力を込めた。 講習会は、安曇野市で開かれた。信州登山案内人は、県認定の山岳ガイド資格で、県内外に４４８人いる。小川さんは、その１人で中央アルプス地区山岳遭難防止対策協会の救助隊員として活躍。噴火後、多くの報道陣から取材を受けるうちに、体験したことを自分で書く重要性を感じた。リポートにまとめたところ、県から急きょ、講師としての参加を要請された。 小川さんは９月２７日、ガイドの下見のため登頂。山頂の剣ヶ峰からお鉢巡りをしようと北西へ３５０メートルほど歩いたところで「ドドーン」という音とともに空高

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「噴火後、多くの報道陣から取材を受けるうちに、体験したことを自分で書く重要性を感じた。リポートにまとめたところ、県から急きょ、講師としての参加を要請された」。