軽率投稿消せない…削除ハードル高く訴訟沙汰も : 社会 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

ツイッターにこんな投稿をした大阪大の男子学生に、大阪地裁が先月、虚偽の内容で教授の名誉を傷つけたとして３０万円の賠償を命じる判決を言い渡した。軽い気持ちで発信した言葉がネットで拡散して騒ぎとなり、自ら削除要請に動いたものの全ては消せなかったといい、訴えられる事態に至った。専門家は「削除のハードルは非常に高い。軽率な投稿は絶対しないで」と呼びかけている。 判決によると、教授は２０１４年４月、講義で「阪神が日本シリーズを制覇した場合、全員合格とする」などと書かれたスライドを映し、「阪神が優勝したら全員合格とする教授もかつてはいたが、現在はそんなことはない」と発言した。 当時２年だった学生は講義中、このスライドと教授の姿を写真撮影。画像に「単位をくれるらしい」とのコメントを添え、講義当日、ツイッターに投稿した。