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まだ辞めないのか…中村氏「怒りが私の原動力」 : 科学 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
ノーベル物理学賞受賞が決まった米カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授(60)は7日朝... ノーベル物理学賞受賞が決まった米カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授(60)は7日朝(現地時間)、同校で記者会見を開き、青色発光ダイオード(LED)開発に成功した裏話を披露した。研究に冷ややかな周囲の目や元勤務先との訴訟への怒りが、開発への情熱につながったようだ。 「会社の上司たちが私を見るたびに、まだ辞めてないのか、と聞いてきた。私は怒りに震えた」 中村氏は、「日亜化学工業」(徳島県)に勤めていたころ、赤色のLEDの製品化などを成功させたが、会社の売り上げにあまり貢献できず、社内で「無駄飯食い」と批判された時を振り返った。 入社から約10年が過ぎた1988年。怒りは頂点に達し、辞職を覚悟で、当時の小川信雄社長に直談判し、不可能と言われた青色LEDの開発の許可を求めた。 「そしたら、どういうわけか、5秒間で許可が出た」。小川氏の判断で、研究費の支出や米国留学が認められた。
2014/10/09 リンク