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ウナギの産卵場所を特定、グアム島の西方海域 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
東京大学大気海洋研究所と水産総合研究センター(本部・横浜市)の研究グループが、ニホンウナギの卵の... 東京大学大気海洋研究所と水産総合研究センター(本部・横浜市)の研究グループが、ニホンウナギの卵の採取に世界で初めて成功した。 場所はグアム島の西方海域。長年の謎とされてきたニホンウナギの産卵場所が特定された。産卵環境が詳しくわかれば、完全養殖の実用化に向けて弾みがつきそうだ。1日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ電子版に発表した。 採取場所はマリアナ諸島のグアム島から西へ約370キロ・メートルで、海底山脈「西マリアナ海嶺(かいれい)」の南端付近。水深約160メートル前後から31個の卵がとれ、DNAの解析でニホンウナギと判明した。直径は約1・6ミリ・メートルで、受精から約30時間とみられる。 ニホンウナギの産卵場所は、産卵直後の親ウナギの捕獲などからマリアナ諸島沖と推定されていたが、それが今回、正確に特定できた。卵は2日程度で孵化(ふか)してしまうため、採取が難しかった。
2011/02/09 リンク