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〈万華鏡−7〉 映画「蟹工船」とネオリベ日本社会
統治権力の追認、補強 今夏公開の映画「蟹工船」(SABU監督、松田龍平主演)を私の受け持つ日本文学ゼミ... 統治権力の追認、補強 今夏公開の映画「蟹工船」(SABU監督、松田龍平主演)を私の受け持つ日本文学ゼミの学生らと観た。近年ブームとなって蘇った日本プロレタリア文学の名作「蟹工船」(小林多喜二作、1929年)を新たに映画化したものだ。特別何の期待も抱かずに見たのだが、はたしてひどい代物だった。原作を読んで鑑賞した学生たちの感想もおおむね芳しくなかった。うちのゼミ生の批評眼もまんざらではない。それが収穫といえば収穫だった。 批判すべき点は多いが、何よりも、劣悪な条件下で酷使される労働者たちが団結し集団として立ち上がる必然性が、この映画からは伝わってこなかった。原作が描いた階級意識の自覚化と共有、抵抗の組織化・再組織化というプロセスを、映画はきわめて表層的になぞるのみで、労働者が立ち上がるべき根拠を明確に提示することもなく、逆にはなはだしくは浅薄で低質なB級コメディーにすりかえ解消してしまお
2009/07/24 リンク