おとなのＡＤＨＤ・診断基準

おとなのＡＤＨＤの診断基準について これらの基準は国際的に認められている標準的なものではなく、あくまで目安に過ぎません。参考にとどめてください。 「ユタの診断基準」は、ユタ大学のポール・ウェンダー教授らによる成人ＡＤＨＤの研究において開発されたもので、多くの文献などで引用されていることから、比較的信頼性が高いのではないかと考えられます。ここでの記述は、「成人期のＡＤＨＤ」（Ｐ・Ｈ・ウェンダー著、福島章・延与和子訳、新曜社）を参考にしました。 また、ハロウェル＆レイティーの基準については、「へんてこな贈り物」（エドワード・Ｍ・ハロウェル、ジョン・Ｊ・レイティー著、司馬理英子訳、インターメディカル）より抜粋しました（一部略）。 １．児童期の特徴 Ａ．狭い基準：児童期のＡＤＨＤについてのＤＳＭ－ＶＩ診断基準を満たす。 Ｂ．広い基準：特徴(1)と(2)の両方、および(3)～(6)の少なくと